厚生労働省がスマートフォンやパソコンなどの画面越しに薬剤師が薬の使い方を説明する「オンライン服薬指導」を初回からの適用することを恒久化すると読売新聞が報じました。

近く省令や通知の改正案を示し来年度からの運用を目指すとのことです。

 

・オンライン服薬指導とは?

・恒久化するとどんなメリットが?

・実際にどれくらいの人が利用している?

・まとめ

 

オンライン服薬指導とは?

「スマートフォン・パソコン・タブレットなどのビデオ通話機能を使って、ご自宅にいながら薬剤師からお薬の説明を受けたり、外出することなくお薬を受け取ることができるサービスです。服薬指導は、処方された薬の用法・用量や、副作用を薬剤師が対面で患者に説明するものです。これがオンラインの場合、医療機関から薬局に対してファクスで処方箋を送ります。その後、薬剤師がスマートフォン・パソコン・タブレットなどのビデオ通話機能を使って患者と会話して、お薬手帳などで過去に使った薬の情報を確認しながら服薬指導を実施することになります。薬は、郵送などの方法で患者に届けられます。新型コロナウイルスの流行で、厚労省は昨年4月から特例的に初回からの利用を認めていました。」

 

取り扱いに注意が必要な医療用麻薬などを除く全ての薬が対象となるといいます。また患者の理解度を的確に把握するため、電話での対応は認めない方針とのことです。

 

恒久化するとどんなメリットが?

  • 好きな時間・場所で薬の説明を受けることができる(要事前予約)
  • 周囲を気にしないで相談・質問ができる
  • 自宅で薬の受け取りができる
  • オンラインで決済ができる

 

対面だと密になっているのかも気になるところですが、オンラインだとその心配もなさそうですね。自宅での薬の受け取りも便利なように感じます。

 

実際にどれくらいの人が利用している?

これだけメリットがあるオンライン服薬指導であれば、さぞ多くの人が利用しているのでは?と思いますが、実は利用がほとんど進んでいないことがわかっています。

2021年5月23日~25日にデロイト トーマツ グループが20歳以上の1324人に対してWebアンケートを実施したところ、オンライン服薬指導の認知度は52.2%と過半数を超えたのに対して、利用度はわずか6,1%と普及が進んでいないことが明らかになったそうです。

 

「一般的に医療機関を受診する患者さんで最も多いのはIT技術を苦手とされる方の多い高齢者であることを考慮すると、この利用度の低さもうなずけるかと思います。そのため、今後の普及にはPCやスマートフォンなどの利用に障壁を感じている層に対してどのようにアプローチを行うかが重要だと考えます。たとえば、スマートフォンのアプリケーションを起動すれば簡単に相談・質問や決済ができるシステムを導入するなど、技術面におけるバリアフリーが望まれます。私個人的な意見としては、受診するときには利用してみようと思う有用な制度だと思います。」

 

まとめ

オンライン服薬指導の初回適用が恒久化することで、世の中にどれだけサービスが浸透していくのか今後も要チェックですね。