アメリカの疾病対策センター=CDCはアメリカで承認されている3種類の新型コロナウイルスワクチンのうち、モデルナ製のワクチンがもっとも入院の予防効果が高いことがわかりました。

 

 

・今回の発表の内容とは?

・なぜモデルナ製のワクチンが優れた結果を出したのか?

・メッセンジャーRNAワクチンの方が優れていると考えていいものなのか?

・まとめ

 

 

今回の発表の内容とは?

今回の発表内容について教えてください。

 

「今回の発表はCDCはが今年の3月11日から8月15日に米国の医療機関21施設に入院した18歳以上の3,689人を対象に症例対照研究を実施した結果です。米国で承認済みのメッセンジャーRNAワクチンである、モデルナ製とファイザー製、あと1回接種タイプのアデノウイルスベクターワクチンであるジョンソン・エンド・ジョンソン製の計3種のワクチンの入院の予防効果を検証しました。その結果、全期間中の入院予防効果は、モデルナ製が93%、ファイザー製が88%、J&J製が68%と、モデルナ製が最も優位性を示しました。また接種後121日以降の入院予防効果の変化についても、モデルナ製は92%の効果を維持するという結果が出ています。これは接種後121日以降の入院予防効果77%に減少したファイザー製に比べると優位性が示されたと言えます」

 

 

 

なぜモデルナ製のワクチンが優れた結果を出したのか?

なぜモデルナ製のワクチンが優れた結果を出したのか教えてください。

 

「理由についてははっきりしたことはまだ明らかになっていませんが、モデルナ製の接種量がファイザー製の30マイクログラムよりも多い100マイクログラムであることが原因である可能性があると指摘されています。また、接種2回の間隔について、ファイザー製が3週間なのに対し、モデルナ製は4週間であることが関係している可能性もあるとも指摘されています。いずれにしても今後も新たな研究結果が出てくると思うので、その過程で明らかになる部分もあるかと思います。」

 

 

 

メッセンジャーRNAワクチンの方が優れていると考えていいものなのか?

今回の結果では、メッセンジャーRNAワクチンがアデノウイルスベクターワクチンよりも効果が高い結果が出ました。このことからメッセンジャーRNAワクチンの方が優れていると考えてもいいのでしょうか?

 

「今回メッセンジャーRNAワクチンの方が今回高い効果を示していましたが、近年開発された技術であり解明されていないことも多くある点、壊れやすく保存や輸送に注意が必要という点などもあげられています。一方アデノウイルスベクターのワクチンは今回入院予防効果が低い結果となったものの、長年開発されてきたことから、知見が多くあるというメリットもあります。このように一長一短ですので、一概にどちらが優れているというのは困難です。今後、どうしてこのような結果になったのか、より詳細な研究がまたれます。」

 

 

まとめ

新型コロナウイルスに感染した際に入院するまでに重症化することへの予防効果がモデルナ製のものが最も低いことがアメリカCDCの発表で示されました。新型コロナウイルス感染拡大防止として重要なワクチンに関する情報には今後も注目が集まりそうです。