2021年7月20日(火)夕方5時15分~
新しい生活様式における熱中症予防のポイントを解説します。
・新刊情報はこちら → Amazon工藤孝文
・YouTube『工藤孝文のかかりつけ医チャンネル』もご覧ください。
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前回は、「気象病」「天気痛」について、原因や症状を解説しました。
今回は、「気象病」「天気痛」の対処法・治療法について説明していきます。
突然、現れる痛みや不調の症状の原因が分からないと人間はとても不安になります。これは、いつ症状が出るかわからないから痛みにおびえて、旅行に行けない、友人と遊びにいけない、仕事にも支障がでます。これが、天気痛の負のスパイラルです。
ここで役立つのが痛み日記です。痛み日記に書くのは、その日にあった出来事や、痛みの程度、運動・睡眠などの項目です。これをつづけて書いていくと、自分の体と天気がどう連動しているか見えてきます。天気が下り坂のときに不調がでるひともいれば、意外にも天気が上り坂のときに不調になる人もいます。どういうときに痛みや不調が出るかを知ると、漠然とした不安が消えていき、事前に対策をトルコもできるようになります。是非やってみてください。
①自律神経を整える
まずは気圧の影響を受けやすい自律神経を整えることが重要です。一番重要なのは睡眠です。ぬるめのお湯につかって、心身をリラックス。寝る前はコーヒーやアルコールは避け、アロマや音楽などリラクゼーション効果のあるものを取り入れましょう。
②漢方を利用する
内耳の血行不良や自律神経を整えるのに有効な漢方薬を紹介します。
・半夏白朮天麻湯・柴苓湯・五苓散 → 体内の水の巡りをよくし、内耳のむくみも改善してくれます。
・抑肝散 → イライラや不安感で眠れないときに、気持ちをリラックスさせてくれます。
・当帰四逆加呉茱萸生姜湯 → 体内の冷えを改善し、首、肩こり・腰痛の方によく効きます。
③病院・クリニックで治療する
気象病では、頭痛を伴うめまいの症状が現れる場合が多いです。我慢できない、仕事や家事に支障が出る場合は、病院やクリニックを受診し、お薬をもらいましょう。
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